ツイッターにおけるガングリフォン関係のツイートまとめ第三弾。
ツイートまとめ
①A10?
やはりヤクパンを見るとA10を思い出してしまう。本当はヘリの方が近いんだろうけど、エンジンやウイングの配置が何となく似てるんだろうな。A10が元々はドイツ製のシュツーカの流れを汲んでるってのもあるんだろうな。
— しとり (@sitori0528) 2019年10月19日
あくまでも筆者個人のイメージ。エンジンの配置とかが似て見えるというだけだろう。当然のことながら、実際のHIGH‐MACSはヘリに近い兵器である。
A10*1がシュツーカの流れを組む云々の話は、A10の開発に当たって第二次大戦時のドイツ空軍のエースパイロット、ハンス・ルーデルの助言があったというエピソードのことを指している。
②食糧危機
ガングリフォン世界において最も食糧危機が深刻なのはロシアっぽいけど、人口の多い中国の方がやばいんじゃねって思うのにほとんど描写がない。パンより米の方が養える人口が多いと聞くけど、数が数だけになぁ。いくら自給率が低いとは言え、日本で総人口の三割餓死なら中国とかインド割と地獄じゃ。
— しとり (@sitori0528) 2019年11月14日
1993年の米の凶作の原因はピナツボ火山の噴火とそれによる冷夏の影響だったという記述を見て、ガングリフォン世界における食糧危機とやたら噴火する火山の設定を身近に感じる年末。平成の米騒動があの世界観に与えた影響って結構ありそう。
— しとり (@sitori0528) 2019年12月29日
仮想戦記を執筆する上で改めて再確認したのだが、やっぱりあの世界を理解する上で重要なのは食糧危機なのだ。APCとPEUの対立も、ロシアの暴走も、アメリカの参戦も、全ての紛争の根本的な原因はこの食糧危機にある。この世界観に大きな影響を与えたのがガングリ制作直前に起こった米騒動であったというのはあり得そうな話である。
実際、この米騒動も調べてみると色々問題があって、コメ不足を補う為にタイなどからタイ米を輸入したは良いが、日本の消費者の口に合わず、大量に廃棄処分されたり、家畜の飼料にされていたのが実情だったらしい。輸出に応じてくれたタイ国内ではコメの急騰によって餓死者まで出ていただけに、このことが伝わると日本へのイメージは大分悪化したというが、無理からぬことである。
恐らく、ガングリの世界観にはこうした飽食の時代への警鐘の意図も込められていたのかも知れない。筆者は常々ブレイズにおける日本の人口三割餓死という設定はやり過ぎじゃないかと思っていたのだが(こんなに死んだら国が維持出来ない)、この平成米騒動と飽食に慣れきってしまった日本人への警鐘を含んだ設定だったと考えると、妙に腑に落ちるものがある。
ちなみに、コメ不足の直接の原因となった冷夏とそれを引き起こしたピナツボ火山の噴火もブレイズにおける寒冷化の設定に引き継がれたのかも知れない。
この「食糧危機」についてはまた別の記事で取り上げたいと思う。
③夢に出てきた
ここのところずっとガングリフォンのレーダー廃止問題について考えてたので、リットリオとエレファントが合体したような超巨大8脚型AWGSが夢の中に出て来て焦った。この二つが合体するとか悪夢としか。。。
— しとり (@sitori0528) 2019年11月17日
ちなみに右はまん点工房さんのエレファントです@@ pic.twitter.com/KWXliWXc1G
イメージは映画「ミスト」のラストら辺に出てきた超巨大生物。
④飽きない
ガングリフォンのコンプリートファイルの第三次世界大戦史が好き過ぎる。あれ何度読んでも飽きないんだよなぁ。岡田さんにはまた文章作品を発表して欲しいけど、どっかでやってんのかな?
— しとり (@sitori0528) 2019年12月31日
某板の情報なので真意のほどは分からないが、ガングリには小説化の話もあったとかなかったとか。是非読んでみたかった気はする。
⑤IF談義
ガングリフォンにおけるIF談義、「もしAPC軍がサリール油田ではなくトブゥルクを目指していたら」とか「カザフスタンの寝返りに成功していたら」とか「そもそも北アフリカでやめとけばな」とか色々考え着くけど、最終的にアメリカが参戦したら積む上に参戦する気満々なのが辛い。ドイツは正しかった。
— しとり (@sitori0528) 2020年2月2日
北アフリカ戦でのIFの分かれ目は「北アフリカ軍団司令部への巡航ミサイル直撃の有無」かな。あれがなかったらそもそもAPCが勝つことはなく、ウクライナを援助しなかった可能性もある。北アフリカの勝利でイケイケになったことが結果的に崩壊を早めたのかな。
— しとり (@sitori0528) 2020年2月2日
ウクライナ戦以降のIFの大きなものは「カザフスタンの寝返り」で、シベリア鉄道を使えるようになることで戦局が覆るかもと公式に指摘されている。正直知識がないので分からないけど、もしそうなったら万里の長城まで攻め込まれることもなかったんだろうなぁ。そうすると、シベリア辺りで長期戦かな?
— しとり (@sitori0528) 2020年2月2日
フォロワーさんとも話したのだが、ガングリ世界のIF談義は結局のところ「アメリカ最強」で終わるのでもう一つ盛り上がらない。アメリカの場合、無理やり開戦理由を作ってでも攻めてきそうだしなぁ。
個人的に疑問なのが、「なんで中国はウクライナを助けたのか?」ということ。素人考えで申し訳ないのだが、そもそもあんな遠隔地で戦う必要があったのだろうか?ウクライナを助けて何か見返りがあるのか?食糧?
勿論、PEU側の混乱の隙を突きたいというのはあったのだろうが、後のシベリア独立を前提にした計画でもない限り、どう見ても無謀な戦争に見える。地の利は完全にPEUにあるわけで、相手のホームグラウンドで戦うようなものなのだから。中野の言う通り、「北アフリカでやめとく」手はなかったのか?検証したいところである。
⑥白いリットリオ
白いリットリオを見てPKO仕様も良いなぁとか思ってしまった自分がいる。
— しとり (@sitori0528) 2020年1月1日
白く塗装されたリットリオとサティロスで武装したイタリアのPKO部隊が、東南アジア某国でゲリラの攻撃にあって壊滅するなんて絵にならないかな。ならんか。 https://t.co/lotwsw8BZY
筆者は作中に出てくるAWGSはどれも味があって良いなと思っているのだが、デザイン的には特にリットリオが美しいと思う。なので、まん点工房さん*2のリットリオは楽しみにしていたのだが、期待に違わぬ美しさで素晴らしかった。よく考えたらブレイズもPKOが主体だし、PKO仕様のカラーバージョンなんてのがあっても良かったんじゃないかと思っている。白いセンタウロ、白いリットリオ、白いサティロスのイタリアPKO部隊なんて、想像するだけで素敵である。
ちなみに、このあとフォロワーさんに「イタリア軍なら最初からKEMブッパしてるんじゃ・・・・・・」とツッコまれてオワタ\(^o^)/
⑦ヴォストーチナャ・リツァなんて覚えられない
ハリコフやキエフ、カッタラ窪地に百霊廟、ポルタヴァなどなど、ガングリフォンで覚えた地名は少なくない。連雲港とか大連なんて行ったこともないのに一生忘れなさそうな地名だ。というか出来れば行きたくない(トラウマ)。でもヴォストーチナャ・リツァ、てめえだけは覚えていられる気がしない。
— しとり (@sitori0528) 2019年8月5日
シリーズのステージ名は大体把握していると思っていたのだが、このステージの地名だけは完全に抜け落ちていた。というか、最初からインプットすらされていなかった可能性が高い。こんなの覚えられるわけがない。ちなみに、ウラジヲストクはウラジ「ヲ」ストクじゃないと駄目らしい。「オ」だと駄目らしい(ガングリ世界的に)。あれ?仮想戦記中では「オ」で表記してなかったか?
⑧レボリューション
不思議だ、この緊張感!マグチェンジでは到底味わえない。
— しとり (@sitori0528) 2019年10月3日
リロードタイムがこんなにも息吹を!
たまらない!こんなにもリロードタイムが戦闘に抑揚をもたらすのか?!
礼を言うぞ!よくぞこの喜びを俺に教えてくれた!
俺のリロードはレボリューションだ!
ガングリフォンの補給ヘリってこんな感じ
ステルスアクションの名作、「メタルギアソリッド3スネークイーター」に登場するリボルバー・オセロットの名言から。
前回の記事で「補給ヘリはゲームスピードを制限する」と書いたが、筆者としては補給ヘリ制がダメだと思っているわけではない。ここにも書いたように、補給を待っている間の緊張感や焦燥感、どのタイミングで補給を切り上げるかという判断を下すかという迷いも、ゲームとしては楽しい一時である。
この感覚を銃で例えるならば、正にリボルバー(補給ヘリ)とオートマチック(イフェクトグッズ)だ。どちらが好きかは人それぞれだが、相当なブレイズ党を自認する筆者ですら、オセロット同様、リボルバーのリロードタイムの魅力には抗えない。この点ではやはり、イフェクトグッズは少々味気ないという気はする。
⑨友好祭
友好祭の季節が近づいてきたけど、横田基地に行くとどうしてもC-17とかCH‐47の周りにたむろっちゃうのはガングリオタの悲しい性か。しかし、16式って本当にC‐17に4機乗れるのだろうか?関節を縮めても4機は無理な気がするんだが。12式でも2機じゃなかったっけ?謎積載。
— しとり (@sitori0528) 2019年8月31日
数年前の友好祭に参加した時、C‐17の格納庫内部に入ってきたのだが、我らが12式や16式があの中に3機も4機も本当に入るのか少々疑問になった。関節を縮めたらギリ行けるのだろうか?
そもそも、重量的にも搭載出来るのだろうか?確かC‐17の積載量は72tくらいだったと記憶しているので(正確には77t)、全備重量21tの12式が3機搭載だと63t、あれ大丈夫か?とすると、4機搭載出来る16式は全備重量17、8tくらいなのか?とすると、機体重量だけだと15tくらい。うーん、これだと装甲が相当薄そうで、いくら新素材を使用しているとは言っても35㎜クラスの機関砲弾にも耐えられるのか疑問になる。ゲーム中では140㎜滑腔砲を食らっても多少じゃ沈まない。エレファントの主砲の直撃を受けてもギリ生き残る。ついでに105㎜砲とその砲弾を120発とロケットポッドを同時に携行出来て重量20tを切る。まぁ、深く考えないのが吉だ。
⑩コンパクト
パッと見ティーガーがデカく見えるけど、レオパルドⅢの砲塔がかなりコンパクトだからそう見えるというのもある。むしろレオⅢのコンパクトさに驚くべきか。 https://t.co/DlHw4uFonT
— しとり (@sitori0528) 2019年9月23日
前述のまん点工房さんのツイートにコメント付きでリツイートしたもの。上から見るとレオパルドⅢの車体がほとんど見えていることに着目したい。第三世代型の戦車は車体のギリギリまで砲塔と装甲が張り出していることが多いので、それに比べるとかなりコンパクトになっていることが窺える。恐らくだが、ティーガーの砲塔とレオパルド2A5辺りの砲塔は同じくらいのサイズではないかと思う。残念ながら、現実にはこのような小型砲塔を実装した第四世代型の戦車はまだ登場していないが、いずれ世界のスタンダードとなることを予見させるような説得力に満ちたフォルムである。
ガングリの世界観を語る上でこうした架空の戦車の存在も大きなファクターなので、いつかきちんとした記事にまとめたいと思っているが、如何せん筆者の軍事知識は乏しい為、余り期待しないで待っていて頂きたい。
脚注
*1:米軍が保有する地上攻撃機で、通称はサンダーボルト。元々は冷戦期にヨーロッパ正面におけるソ連地上軍の侵攻に対処することを念頭に開発された機体で、数に勝るソ連軍戦車部隊を空中から撃破するタンクキラーとしての役割が期待されていた。ゴルバチョフの登場による米ソの急速な緊張緩和とソ連の崩壊によって活躍の場を失ったかに見えたが、91年に勃発した湾岸戦争に投入されると予想外の大戦果を挙げてその有効性を立証し、浮上していた退役計画も白紙になった。地上からの対空砲火に対応する為、コックピット周辺は特に厚い装甲に覆われており、二基あるエンジンも一発が被弾しても残りの一発だけで飛行が可能など、生存性に優れている。主砲はGAU‐8アベンジャー30㎜ガトリング砲で、ガングリフォンの世界でも一部のAWGGSが装備している設定となっている。
*2:精巧なガレージキットを製作、販売している模型工房。ガングリフォンに登場するAWGSも多く立体化しており、12式からエレファントまでそのバリエーションは幅広い。機種によってはオマケとして現用車両が付属したり、「REバージョン」と題して新しいバージョンを製作したりすることもあり、品質のアップデートが頻繁に行われている。ブレイズまでに登場するAWGSは全て網羅する計画とのことなので、世の中のブレイズ党はサティロスとビットヴァイパーが立体化される日を期待して待とう。