ガングリフォン・ムック(仮)

名作ゲーム、ガングリフォンシリーズについて考察するブログです。他のゲームも時々語ります。更新不定期。

2020-01-01から1年間の記事一覧

リンク追加のお知らせ

サイドバー右下のリンクにガングリフォンのディレクターである故・宮路武氏や設定を手掛けた岡田厚利氏に関する記事のリンクを貼らせて頂きました。宮路氏の盟友であった遠藤雅伸氏や元ゲームアーツスタッフの方のブログ記事の中から、特に宮路氏の人柄や思…

滝の上のコラート

まるでジブ〇映画のタイトルみたいな記事タイトルだが、勿論、こんなタイトルのジ〇リ映画は存在しない。これはブレイズのチベットに登場するタイ製のAWGSコラートとそれがいる場所を差した言葉であり、ガングリ界隈では「チベット名勝十選」*1にも選ばれた…

タンチェンの砂、チーナンの霧、ノボシビルスクの音

以前、筆者は「ノボシビルスクの鉄塔、アウジラの電線」という記事において、SS時代の作品における敵やオブジェクトの表示距離、視認距離の問題を指摘しつつ、その例としてノボシビルスクとアウジラを比較し、「ノボシビルスクは『吹雪』や『森』といった条…

エジプトの守備隊、チベットのトーチカ、ウェイファンの砲兵陣地

初代ガングリフォンを象徴するステージが連雲港であることに異論を挟む人は少ないと思うが、その次のステージであるウェイファンも中々どうして印象深いステージの一つである。

ノボシビルスクの鉄塔、アウジラの電線に関する付記

前々回の記事、「ノボシビルスクの鉄塔、アウジラの電線」内で言及したアウジラの鉄塔について、前回の記事では画像がなかったので分かり辛かったと思う。その後、ネット上を探していたら丁度送電線の見える画像を見つけたので、ご紹介させて頂く。 改竄の余…

第三次世界大戦戦後史・番外編② ボスファルクと空挺コマンド

当ブログで連載している仮想戦記中に登場するオリジナルのAWGSと、それを運用する部隊に関する設定を新たに書き起こしてみました。こういう趣味丸出しの企画に需要はなさそうですが、筆者自身はこういう仮想戦記ものとか架空の設定遊びが大好物なので時々こ…

ノボシビルスクの鉄塔、アウジラの電線

今回は短いので安心して下さい。ほんの8万字ですよ? 嘘です8000字です(十分なげーじゃねーか)。

グアムの飛ばない亡霊

先日、N氏とツイッター上でブレイズの話題になったのだが、その時の発言が面白かったので勝手ながらちょっと引用させて頂く(毎度ながらすいません・・・・・・orz)。

ウランバートルの戦車隊

「ガングリフォンと他のロボゲーを分けるものは何か?」と聞かれたら、あなたは何と答えるだろう?現実の世界の延長線上に位置する「リアルな世界観」だろうか?細部まで緻密に作り込まれた「詳細な設定」だろうか?或いは、リベットの打ち方一つ一つにまで…

ブレイズ再考 レーダー廃止から読み解くシリーズの変遷

ブレイズにおけるレーダー廃止問題を軸に、その作品と過去のシリーズについても読み解いていく考察記事です。再掲載にあたって新たに画像と増補を加え、読み易くなりました。ご興味のある方は是非ご一読下さい。

ボーレタリアへの道は連雲港に通ず

ガングリフォンは非常に意識的に作られたゲームだ。コンセプトの設定、仕様の取捨選択、レベルデザイン、世界観やAWGSの設定に至るまで、あらゆる部分に開発者の明確な意志が反映された、非常に完成度の高いゲームである。

BIOHAZARD4とBLAZE、何がゲームを引っ張るのか?

ここ何週間か、ガングリを脇に置いてずっとバイオハザード4をやっていた。切っ掛けはバイオ3のリメイクが発売されたことで、動画サイトに上がるプレイ動画を見て久々にやりたいなと思い、夜、寝る前に酒でも飲むように少しずつチビチビ進め、結局プロフェッ…

V‐MACSについて少し真面目に考えてみた

V‐MACSとはガングリフォンの開発段階で検討されていたAWGSの一つで、作中で第501機動対戦車中隊が壊滅した際、12式に代わる主役機として登場することが予定されていた幻の機体である。最大の特徴は歩行形態から車両形態への変形機能で、二つの機構を使い分け…

16式はそんなにカッコ悪いのか?

今回はブレイズの主役機である16式について少し話そうと思う。16式とは言うまでもなくMDM社が開発した16式装甲歩行戦闘車(HIGH‐MACSⅢ)のことであり、初代の主役機であった12式の実質的な後継機で、12式改との競作の末に生み出された兄弟機でもある。

ツイッターまとめ④

ツイッターまとめ第4弾。ツイッターにおける筆者の発言をまとめています。

食糧危機の全貌とコロナショック

ガングリの世界観を考える上で重要な要素、「食糧危機」。昨今のコロナショックによって急速に現実味を帯び、決して絵空事とは言えない状況になってきました。今回はガングリフォン世界における食糧危機や食糧事情がいかなるものなのかを改めて考察していき…

修正記事

前回の記事「ミヒャエル・ハルトマンとの決闘」の文章中に一部誤りがあったので修正しました。修正した箇所は「神は細部に宿る」中の次の箇所です。 多くのロボット作品はこれを無自覚に踏襲してきたのだと思われるが、宮路氏と岡田氏はこれについてもしっか…

第三次世界大戦戦後史・番外編 戦後のAWGS開発史

仮想戦記外伝。仮想戦記に登場するAWGSの解説とその開発史を作ってみました。原作に登場するAWGSの設定は基本そのままですが、本作の設定に合わせたオリジナル設定(採用国など)を混ぜていますので注意して下さい。

ツイッターまとめ③ 白いリットリオ

ツイッターにおけるガングリフォン関係のツイートまとめ第三弾。

ツイッターまとめ② キエフの教会

ツイッター上でのガングリフォン関係のツイートまとめ第二弾。

ツイッターまとめ① センタウロはなぜ消えた?

ツイッター上でのガングリフォン関係のツイートをまとめました。これらのツイートは考察記事の素案になったり、考察のヒントになったりしたもの、まだ良く分かっていない疑問や引っ掛かっている部分のヒントになりそうなものなどで、ざっくばらんに掲載して…

ガングリフォン・ブレイズ レーダー廃止と作品を巡る考察 或いは、20年目の石破ラブラブ天驚拳

この記事はガングリフォン・ブレイズにおけるレーダー廃止問題を軸に、その作品と過去のシリーズ作品についても読み解いていく考察記事です。正直、考察とは名ばかりのこじつけに近い部分もあるような気がしますが、自分なりに「ブレイズとはどういう作品だ…

初代制作時に使われた参考資料?

先日、古本屋で面白い本を見つけたので掲載しておきます。本のタイトルは写真の通りで、小口(天)に「GAMEARTS」のハンコが押してあることから恐らく初代ガングリフォン制作時に使われた資料の一つだったと思われます。真贋は不明ですが、一応、掲載だけし…

第三次世界大戦戦後史③中東戦役

仮想戦記第三弾。APCとPEUがシベリアで争っている隙を突き、南アフリカ・OAUが強力な重装AWGS部隊を以て再び中東地域に侵攻。イスラエルとの戦いで疲弊したアラブ連合軍を撃破してスエズ運河と紅海を封鎖し、世界経済は大混乱に陥る。追い詰められた中東諸国…

第三次世界大戦戦後史②ロシア崩壊

中印衝突に続く仮想戦記第二弾。シベリアの資源を巡って争う中国とロシアの対立はモンゴルやウクライナ、トルコをも巻き込んだ大規模な紛争へと発展した。シベリアの独立と中国・APC軍の侵攻で苦境に立たされたロシアを支援するべく、ヨーロッパ諸国はPEUを…

第三次世界大戦戦後史①中印衝突

ゲームアーツの3Dシューティングゲーム、ガングリフォンを題材とした架空戦記です。時間軸的にはブレイズの直後、第三次世界大戦後の世界を扱っています。筆者の軍事に関する知識は乏しい為、おかしなところが多々あるかも知れませんが、その都度脳内補完し…